〈運動〉にしか出来ない〈治療〉もあると思う

10月になった。

 

変形性股関節症末期の私が竹井仁先生の著書「姿勢の教科書」を手にリハビリ主体の整形外科クリニックを受診したのが今からちょうど3年前の10月のこと。その記事はこちら

 

「姿勢の教科書」に書かれていた健常者向けの骨盤前傾修正エクササイズの中で、変股症の自分がやって良いものかどうなのか、特に専門家のご意見を聞く必要を感じたポーズはこれ↓

 

 

で、現在、今村先生のご指導の下やっている椅子ワークが、いつもの、これ↓

 

腸腰筋拘縮問題のブレイクスルーは案外、整形外科の標準治療領域以外のところからもたらされたのかも?(今村先生の個人セッションについてはこちら

 

もう一つ思い出されること、それは

 

3年前、そのクリニックで私のリハビリを最初に担当してくださった恩師PTが

バランス感覚の再構築は、定期的な運動習慣からしか得られないと思っています。

 

と断言されたこと。このセリフを初めて聞いた時は、この先生さすが斬新なことをおっしゃる!と心底感動したものだった^^;。3年後の今となっては、上記恩師の金言は、もはや私自身にとっても

常識中の常識以外のナニモノでもないのだが(`_´)ゞ

 

 

こうして改めて振り返ってみると、この辺りの思考が、この3年間で自分が1番変化(成長?)した部分かも知れない。その後恩師PTからはボディワークとヨガを教わることになり、それをきっかけに〈治療も視野に入れた運動〉というものを毎日地道に続けながら今に至る私。運動の内容は、ヨガから古典ヨガ、恩師PTの恩師である今村先生による個人ワークへとステップアップする中、最近では自分のレベルに合うものをその都度選んでいただけているお陰か、より治療効果を実感出来る方向へバージョンアップされている気がする。

 

 

整形外科領域においても、手術や投薬に頼らない治療法のひとつとして、ヨガやボディワークの持つ可能性は未だ宝の山だと、毎日その効果の恩恵を受けている自分は、今誰よりも実感している。

 

 

超高齢化社会到来で、私のような関節疾患患者も増え続けることが予想される中、治療の選択肢のひとつとしての保存療法、その中の選択肢としての古典ヨガやボディワークを使った運動療法というものが、もっと一般的に認知されても良い時期が来ているのではないかと思う。

 

 

もちろん疾患がある人が自分勝手に運動すれば良いというわけではなく、そこは医療と運動、両方に詳しい専門家によるご指導が欠かせない。現状そういうことをされている指導者の方がどの程度おられるのか私はよく知らないが、もしかしたらそう多くはないのかも知れない。

 

 

まずはこの種の治療効果に対する患者側の認知度をもっと上げて行くことが、指導してくれる専門家や施設の数を増やすための第一歩なのではないか。日々藁をも掴む思いで身体状況を改善したいと切望している患者は私以外にも沢山おられるだろうし、人口高齢化に従ってまだしばらく減ることはないだろう。今まだ一般的とは言えないが現に効果を出している治療法が、もっと一般的に享受出来る体制になって行くためのエネルギー主体は、運動や医療の専門家の方々よりも、我々患者側であるはずだ。

 

 

治療を視野に入れた運動は、治療である前にそもそもが運動なだけに、基本、やっていて楽しいというのがまずは大メリットだと思っている。楽しいからこそ継続出来、継続出来ることが大きな変化や目に見える効果に繋がって行く。さらに運動は、特に中高年の心身にとって、それ自体のメリットもすごく大きいこと、毎日続けている中高年の私は、日々改めて実感している。おまけに健康診断の時は自信を持って、毎日運動してまーす♪と答えられる。(ええ、今日たまたま健康診断だったものでσ(^_^;))

 

 

さらに私の場合、古典ヨガアサナのお陰で甲状腺疾患の数値が平常値まで下がったという副作用ならぬ大副次効果もあったので、古典ヨガはもはや一生手放せない大事な友達だ。詳しくはまた後日書きますが、この点については変股症になったご縁に心底感謝しているほど。

 

 

というような諸々の顛末を全く予想しないまま、「姿勢の教科書」に対する質問を胸に整形外科クリニックの門をたたいたのが3年前の10月のこと。何故かもっと大昔みたいに感じられるのは、それ以降お陰様で劇的に、運動中心のライフスタイルにシフトして来たせいだろう。

 

 

あの日踏み出した小さな一歩が、その後様々な貴重過ぎる出会いを生んで今に至る、そのすべての繋がりに改めて感謝すると共に、関節疾患を原因とする不自由な身体状況改善のために、専門家のチカラをお借りした運動を通じたアプローチという方法、まずはそういう切り口の治療もあるのだということを、まだ知らない方々に知っていただける一助になればと、3周年の10月吉日、今日はそんな思いでブログを書かせていただきましたm(__)m