アーシング抗炎症効果についての論文(9)炎症バリケードは半導電性?

変形性股関節症末期と診断されて早数年の私ですが、今日は東日本大震災から7年目ということで、様々な特番を拝見し、あの日の衝撃を思い出しています。震災そのものも未曽有の大惨事でしたが、その後原発事故が起こり、それは7年経った今まだ収束していません。今朝は特に左の梨状筋が痛いのは何故?と思いながら一日をスタートさせた私でしたが、被災地の映像を目のあたりにし、被災者の方々の声を聞くにつけ、自身の変形性股関節症問題の、なんとちっぽけなことか!を実感する一日となりました。震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げると共に、被災地には今後も、沢山の光が集まって行くよう祈ります。

 

さて、アーシング抗炎症効果の論文ご紹介も9回目になりました。

 

今日は引き続き炎症バリケードの部分です。炎症バリケードはカナダの生理学者Hans Selyeによって提唱され、その後炎症研究において広く使用されて来た概念らしいのですが(^^;、論文ではこのバリケードが半導電性であるという仮説から、アーシングの抗炎症効果に繋がる論旨を組み立てています。つまりここは論旨の前提になる部分。前回と同じ感じような内容でしつこく感じられること請け合いですが(^^ゞもう少し我慢して読んでみてください。次回以降ここを前提に、生理学及び解剖学的見地から、抗炎症メカニズムを掘り下げて行きます。

 

ちなみに私は今日もアーシング庭仕事(=裸足で芝生の草取り)を1時間半しましたが、終わると不思議と梨状筋の痛みが軽減されているんです。この仮説、理論はともかく実感として私には、一理ある!と思えてしまうのですが・・・(アーシング庭仕事についてはこちらも)

 


 

他にも説明はあるかも知れませんが、他の研究でも述べているように、地球の表面は励起された移動電子の宝庫であるという理由によって、炎症からの迅速な回復が起こっていることを我々は示唆しています。さらに、地球の表面への皮膚の接触が地球の電子を皮膚の表面から身体の中まで広げることが可能だという示唆を提案します。身体内部へのルートのひとつは経穴や経絡を経由するものです。経絡は電流の流れの、抵抗が少ない経路として知られています。注26)28) もう一つの経路は、皮膚表面と繋がっている、呼吸器系や消化管系の粘膜です。Sokal and Sokal 注29)は身体における電気的な可能性を発見しました。それは舌の粘膜や静脈における約200mVの急速な電位の低下です。身体が地球と切り離されると電位はすぐに回復します。これらの結果は身体内部の電気的環境の変化を明らかにするものです。注29)

(図10)

 

Selye 注30)は炎症性の袋あるいは炎症性バリケードの壁の組織学を研究しました。(図10) それはフィブリン(訳注: 血液凝固の際に形成される繊維状タンパク質)と結合組織で構成されています。我々の仮説は、電子は、そのバリアに対して半導電性があるため、活性酸素(フリーラジカル)を中和することが出来る、というものです。注30)半導電性のコラーゲン経路や回廊というコンセプトは、地球からの電子が、食物性抗酸化物質によってでもなく、また理学療法を含む通常の医学的加療によってでもない方法で、いかに迅速に慢性的な炎症を解消するかについて説明しうるかも知れません。(図3) そのバリケードはおそらく、治癒のために必要な抗酸化物質の循環の拡散を制限しているのです。

 

(図3)

 

まとめると、それらの観察報告は、人体をアーシングすることは、創傷に対する炎症反応を大きく変える可能性を示すものです。

 


注26)原山H. 気エネルギーの測定 : 診断と治療 。 東京:ヒューマンサイエンスプレス、1997。

注28)Reichmanis M、Marino AA、Becker RO。 鍼治療の電気的相関 IEEETrans Biomed Eng 。 1975; 22(6):533-535。 

注29)Sokal K、Sokal P.人体を接地することは、生物電気プロセスに影響を与える。 J Altern Complement Med 。 2012; 18(3):229-234。 

注30)Selye H.ヒドロコルチゾンが損傷に対する組織の抵抗性に影響を及ぼすメカニズムについて; 肉芽腫ポーチ技術を用いた実験的研究。 JAMA 。 1953; 152(13):1207-1213。 


 

出典)アーシング(グラウンディング)の炎症、免疫反応、創傷治癒への効果および慢性的炎症、自己免疫疾患の予防と治療について“The effects of grounding(earthing)on inflammation, the immune response,wound healing, and prevention and treatment of chronic inflammatory and autoimmune diseses” 全文和訳はこちら

Journal of Inflammation Research 2015:8 83-96

著者)Oshman JL(Nature’s Own Research Association), Chevalier G (カリフォルニア大学アーバイン校、発達細胞生物学), Brown R(オレゴン大学ユージン校,人間生理学 )

DOI) http://doi.org/10.2147/JIR.S69656

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