石・ホールド&リラックスワークしながらの戸隠神社参拝

戸隠神社奥社九頭龍社への参拝は、旅の最後の荘厳な難関になった。

車で参道口近くまでは行かれても、参道口の大鳥居から奥社参道参道杉並木の入り口に当たる随神門までが徒歩15分、そこから杉並木を通って最後の登坂10分も含めた奥社までの行程が25分、つまり入口の大鳥居を抜けてから参拝にたどり着くまでの所要時間がすべて徒歩で40分。これ、勿論健常者の場合よね(^^;

 

おまけに天気は下り坂。奥社がある山裾には黒っぽい雲が既に立ち込めていていつ雨が降り出すか予断を許さない。そしてあろうことか上記厳しい現実に気づいたのが、中社前の有名蕎麦店「うずら屋」にて美味しいお蕎麦を食べた後(;’∀’)。蕎麦屋の待ち時間の間に戸隠神社五社参拝のうち3社までを終えていたのは幸いだったが、人気蕎麦店の待ち時間が1時間を超えたため、この時点で既に時刻は15時頃だった。

 

奥社と九頭龍社は隣接しているが、そこまで往復するだけで、所要時間が徒歩80分。これに参拝や休憩を入れると2時間は下らないだろう。油断していて午前中にも野猿公苑でさんざん山道を歩いたし、戸隠神社の他3社の参拝も階段が多くて万歩計は既に1万歩は突破していたと思う。嗚呼、こんなこと分かってたら野猿公苑で延々と猿の写真撮りまくってる場合じゃなかった(;’∀’)

 

でも行くしかない、と思った。

 

雨になる前にノルディックポールを使用して、とにかく行けるところまで行こう。雨が降ったらポールを畳んで傘をささなければならないが、そうなると2時間歩くのは脚が辛いだろう。とにかく雨が降る前にポールを使って行けるところまで…

 

猛然と歩き出す。

 

ちなみにこの日の服装は濃紺麻の長めのスカートに黒スパッツ。寒かったのでその上に黒ヤッケとスカーフといういでたちでノルディックポールを突きながら猛然と進む中年女は「魔女そのものだった」と後から夫の弁。(はい、まさにその通りでした(^^;/)

 

かなりのスピードで歩いたので、途中若いカップルを二組追い越す。みんなきっと「今のなに?」って思ったはず(;’∀’)

 

それでも思った以上に道のりは長く、キツかった。ポールを使ってもこれだけキツイのだから、ポールを畳んで傘をさす状態ではとても奥社まで行きつけないことが確信されて来て途中から方針変更。今後雨が降って来たら、ずぶぬれになったとしても、後は帰るだけだ、傘はささずに最後までポールを使おう!(目に炎)

 

と、決意したことで、

 

ますます鬼気迫り魔女化に拍車が。

 

それでも途中2度ほど休んだ。一度目は靴紐が緩んでいると感じたから。これには前日の経験が生きたかも。止まって靴紐をしっかりと締め直す。やはり接地が俄然楽になる。そして休んだら勿論≪椅子ホールド&リラックスワーク≫は欠かせない。あ、ここでは椅子じゃなかったな。確か大きな石の上。石には神が宿ってるはずなのにごめんなさいと思いながら、石の上で、≪石・ホールド&リラックス≫を。やはりこれによって股関節の軸が安定し、歩行が整い、痛みが薄れた

 

 

痛みと戦わないこと。痛みは身体の声であり、我々の味方なのだから、と恩師PTに言われた意味がようやく腑に落ちてきた今日この頃だった。痛みをセンサーすることで身体の異変に気付くことが出来る。異変に早く気付くことが出来れば、今の自分は異変に即刻対処する方策を複数持っている。PT先生のリハビリセッションは毎回、変形性股関節症の痛みに対する即効性ある方策というものが実在することの証明になっている。

 

 

痛みや違和感を知覚したら、そのサインを逃さず、早めの対処をする。今期のセッションの検証過程で心がけている大きなテーマだ。椅子ホールド&リラックスワークの最強な点は、効果が安定している上に一切のグッズが要らないこと。椅子がなくても、石でも岩でも階段でも大丈夫なので、効果的なのにTPOを選ばずに、いつでもどこでも出来る。とりあえず違和感を感じたら、常にこれをやっておくだけでも予後が全然違うことは既に実証されつつある。

 

 

さらに時間や場所がある時は、椅子・ホールド&リラックスワークの後に、ゴルフボールで足裏マッサージをしたり、その後足指手指握手からの足首回しをしたり、足指グーパーしたり。←これは今回車の中でやってみましたが、なかなか良いセットでした。さらにはいつもの股関節ファシリテーションやひらめ筋ほぐしや梨状筋リリースワークやほぐしテトラなど、その時々の状況に応じて気になる部分を追加してみている。基準はひとつ、痛みを酷くしないこと!そのために出来ることを、後でじゃなくて、少しでも良いから、今やる!

 

回復不能なほど酷くしなければ、身体は「回復する」自然の機能を持っている。私の身体も、変形性股関節症でない他の人たちの身体と同じように、基本的には分解と再生を繰り返しながら動的平衡を保っている、自然の営みの一部なのだから。

 

 

と考えながら参道を歩き、結局無事、奥社に到着した。

 

 

隣接する九頭龍社と共に参拝し、戸隠神社五社参拝を終えることが出来た。雨にも降られず、脚に疲労感は強かったが、痛みの指数はそれほどでもなかったと思う。(実は夢中であまりよく覚えていないのだが)

 

で、この日の歩数は

帰りの車中では勿論、椅子・ホールド&リラックスワークからの、車中で出来るすべてのリハビリメニューをひととおり行い、深夜の帰宅後にはグリッドフォームローラーで全身ほぐしを10分ほど行ってからアーシングパッチ湧泉穴バンド併用で就寝。今朝、普通にファシリテーションからヨガメニューこなして、以後、本日痛みの指数は1程度で推移。これは同じぐらいの歩数歩いた、昨年秋の上高地河童橋から明神池までの往復時と比較してもかなりの向上だと思う。(あの時は整形外科のリハビリ期間のハザマだった上に鍼も休診中で、友達の紹介の整体に急遽行ったのだった。)昨年春の京都伏見稲荷神社参拝時に至っては、同じような山道の参道を頂上まで歩いたが、股関節激痛の余り、もう絶対手術するぞ!と半泣きで下山したよなぁ(^^;。

 

 

あれからレントゲン画像的には確実に悪化しているのが残念なのだけれど、その後多くを学ばせていただいたことで状況をコントロール出来る度合いが格段に増していることについてはとても有難く思う。痛みを身体からのサインと捉え、その都度ほんの少しの対処を加えることで、まだちゃんと自然の回復力を発揮してくれる自分の身体と、回復のための対処の仕方を真摯に教えて下さる専門家の方々に、改めて心から感謝しつつ、信州の旅を終えた。

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