年初のインソール調整2019

その日PT先生に調整していただいたのは今秋インソール作成した2足以外に、一昨年に作成後、何回か修正していただきつつ履いている旧バージョンの1足と、そもそもインソール作成履歴のない手持ちのブーツ3足があった。

インソール作成履歴がないそれらブーツを調整していただくのは一年ぶり。理学療法的インソールの存在自体を知らなかった頃に購入したその3足は、物理的に既存のインソールを取り外すことが出来なかったため、ベースになる理学療法的インソールを作成することが出来なかったのだが、そのような場合PT先生はインソール作成時に使う0.25㎜から0.5mmのパーツを靴底内側に直接貼り付けることによって対処して下さっていた。(PT先生の理学療法的インソールって何?って方はとりあえずこちらを。)

この日は色々な意味でいつも以上にインパクトの強いセッションになった。

インソールを削ったりパーツを足したりという作業をするたびに、PT先生は私の歩様変化を注視し、私は調整による身体感覚の変化を言葉でお伝えする。そんなやり取りを繰り返す間に、6足がそれぞれに、ちょっと違和感のあるスタートから、少しずつ身体になじんで最後はまるで身体の一部みたいに変化して行く様子、そのプロセスを実感しながら作り上げていく楽しさは毎回のことなのだけれど、今回は調整をおこなった場所がいつもと違ったことにより、今までにない発見があった。

今回のインソール調整は屋外で行われた。

厳密にはアスファルトとは違うのだけれど、クリニックのツルツルの床ではない、舗装された道の上でのインソールチェック。最初は気づかなかったのだが、歩様チェックのため同じ道を何往復も歩くうち、実はそこにはほんのわずかな高低差があることが判明して来た。

患者(私)は、自分がその場所を歩く際に身体感覚が変化すること気づくことによって。

先生は、患者(私)がその場所を歩く際に歩様が変化することに気づくことによって。

 

それは今まで誰も一度も気づいたことのないほどの、ほんの僅かな高低差。一旦完成を経ているインソールなので、数メートルの距離の試し歩行ですぐに感じるような、明らかな痛みや不具合はそもそもない。違いがあるとすれば、歩いてすぐわかる身体の一部みたいな軽やかさと、そうではない、靴を履いて歩いている感じ、というぐらいの差。いや、実際靴は履いているんで靴を履いている感覚はあって当たり前なんですが(^^;。でも身体の一部のごとく歩ける靴の軽やかな感触を一度体感してしまったら、患者の身体はそれをを決して忘れない(^_^;)。そして実際今回、「下り」は楽勝なのに「上り」の方に少し《靴を履いているような違和感》があるんですが(⌒-⌒; )と表現する場合が多かった。

私にしたらほとんど意識出来ないくらいのそんな軽微な違和感を、PT先生の歩様目視ではもっと明らかに認識されているのが今回また興味深かった。途中から先生は「その道のその場所で起こるMさんの歩様の乱れが調整のひとつの目安になります」と言い出され^^;、そして実際今回は確かに、道の一部の僅かな範囲における「上りチェック」を目安としてパーツの微修正を入れて行くことで、靴はどんどん身体感覚に近づいて行くのだった。

それから、歩様の乱れというのは、まずは多少の身体的違和感として知覚され、それがさらに続くことで痛みになって行くのだろうというのも今回実感出来たことだった。多分本人は意外に気づかないものなのだ。歩様の乱れについては、本人である私自身の身体感覚よりも、PT先生の目視の認識がいつも早いというのが今回もうひとつ大きな驚きだった。その意味で、理学療法的インソールには定期チェックも重要なのだと改めて感じた。それも出来ればちょっと高低差のあるアスファルトの上でやるのがベストかも。私の場合、リハビリやインソール補正の先にある具体的目標のひとつが《長時間歩いても股関節関連痛の出ない街歩きが出来るようになること》なのだから。(秋のインソール作成直後の試し履きで、職場では夢のような履き心地だった新勝負靴たちが、街歩きでは意外に苦戦したのもこういう事情が関係しているのかも?)

それ以外に今回のインソール調整セッションで自分的な大きな収穫と感じているのは、今秋インソール作成した新勝負靴と一昨年作成した旧勝負靴の違いが分かったこと。(実はインソール作成時期が違うだけでそもそもは全く同じ型の靴なのである。なのにこれまでその二足の違いをちゃんと理解していなかった私σ(^_^;))新勝負靴は旧勝負靴に比べて骨盤後傾した歩様になり、旧勝負靴は骨盤前傾気味の歩様になるが、新旧ともに現時点で歩様の乱れはない、とPT先生。歩様が乱れないという点では靴としては共にOK。でも先生、ここから目指さなければならないのは、骨盤後傾の歩様で楽に歩けるようになることなんですよね!

で、ここでいよいよ大腿直筋の登場ですよ(^-^)

 

セッション数日前のやり取りにおいて私の右脚の不具合の原因を「大腿直筋ですかね?」と返して下さったPT先生。先生の神の一言をヒントに、私、こんな内容で対処してみました!という記事をほぼほぼ私信としてアップした前回記事でしたが、そんな時に限って先生はその記事を読まないというこのブログアルアルどおり、今回も先生は当日まで私の苦労を全くご存知なく(^^;/

では先生、先生だったらどんな対処になりますか?と、その日まっさらの状態で聞けるメリットをすかさず最大限に生かそうという私。

で、案の定(;^ω^)先生の対処法は私のとは全然違いましたよ↓

1)椅子ホールド&リラックスワークで大腿直筋の拮抗筋である大殿筋に収縮を入れる。

2)おそらくその前に、大腿直筋そのものをリリースしてからの方が効果大です。ちなみに大腿直筋の起始部は上前腸骨棘の下にある下前腸骨棘ですからね♪

とのことでした。

おお、そうなんですね!ありがとうございます。勉強になります(^-^)/

後から口頭で説明させていただいた私の対処法も別に間違ってはいないってことでしたけど、何なんでしょう、こういうひとつひとつは、多分場数じゃないでしょうか。それにしても今回、先生の「大腿直筋ですかね?」は有難かったです。私の方は大腿直筋がターゲットと分かればしめたものですから!あとはその対処法を自分で考えてやってみる、今はその訓練段階です。調べてやってみたけれど、まだ良くなりません。先生だったらどうされますか?と、改めてお尋ねした時に、先日みたいに答えていただけれればそれがベストです(/・ω・)/。私としては今回のように適宜専門家チェックを受けつつ変股症由来の痛みへのセルフ対処の場数を踏むことで、変股症的自己対応力の引き出しを増やしてその精度を上げたい!それがPT先生とのセッションを通してまだもう暫くやりたいと感じている部分ですね。

さらに

今回のセッションでインソール調整も含めて明らかになって来たのは、少し長期的な目標についてでした。

インソールも少しずつ変化して来ているように、これからもっと、骨盤後傾させた動きや歩様を身に付けて行かなければならないことを再認識しました。リハビリは毎日やってはいますが、勤務も最繁忙期に入りつつある中、アーサナひとつひとつに達成感があることでモチベーションが上がりやすい仕組みが内包されている(ように私には感じられる^^;)ヨガに対し、リハビリワークは結果が出るのが数ヶ月後で相対的に地味なので(⌒-⌒; )ついつい流しがちだったことを深く反省しました。最近ではほぐしのメンテナンスも忙しさにかまけてかなりサボっていました。

今回痛みの発生個所は大腿直筋でしたが、変形性股関節症にありがちな、前腿や大腿筋膜張筋や大腰筋などの前面硬くなって拘縮しがちなのに対し、臀筋群やハムストリングスなどの背面が適切に働けていない(もっと働かせなければいけない)というざっくりとした要改善の法則のど真ん中に今自分はいる。その事実に毎日真摯に向き合い、日々本気で改善に取り組まなければ、このまま普通に行くと経年劣化に勝てず、股関節温存で行ける保証もないのだと、今回改めて気づかされました。ハムストリングス&腹央筋を同時に入れるドローインから銀座S先生由来の骨盤前後傾ドローインへと続く一連のワークはリハビリメニューとして毎日やっていますが、実はまだ毎回コンスタントに右大腰筋にひっかかり感があり(;´Д`)大腰筋短縮を食い止める努力が、もっと必要なのだと改めて思います。

そんなわけで昨日は、要改善な未来を見据え、かなり気を入れてリハビリを行いましたが、そうするともう今朝の股関節状態は階段チェックで100点満点ですよ。

為せば成る。

PT先生、今回は貴重なお時間を割いていただき本当にありがとうございました。次にお目にかかれるのがいつ何処でになるのか分かりませんが、私としては今後数ヶ月のお仕事繁忙期をサボりの言い訳にすることなく(^^;)今あるリハビリメニューを毎日しっかり気を入れてこなすことで、多少なりとも大腰筋拘縮の改善から骨盤後傾の兆しぐらいは先生にお見せできる状態で再登場することをとりあえず向こう数ヶ月の自主リハビリライフの目標にしたいと思いますσ^_^