変形性股関節症プロフィール(5)太極拳

整体師Nさんのところには結局1年以上はお世話になりました。

 

転機になったのは、グリットフォームローラーとの出会いでした。

 

きらら体操教室のお仲間からの紹介でその存在を知って早速購入し、使ってみてびっくり。それまでテニスボールやらっこちゃんやポケットフィジオではカバー仕切れなかった広範囲の股関節周辺筋が、これを使うことによって自重により深部筋まで無理なくケア出来ることがすぐにわかりました。

 

整体師Nさんの施術は痛みの除去には効果的でしたが、関節や筋肉をかなり緩めるので施術日当日だけでなく、施術後も2日間程度はなるべく安静にした方が調子が良い、という点に、元来活動量が多い私は正直少し不自由を感じていました。

 

グリットフォームローラーで深部筋のケアが自分で出来れば、もしかしたら、守りの治療のみに追われ続けている今の状況から少しだけステップアップし、今より少しでも「回復」するのに必要なはずの、攻めの治療が出来る余裕が出て来るかも知れないと思いました。

 

ちょうどその頃、バイト先の知人で、長年太極拳をやっていて 見た目と心の姿勢が素晴らしい女性が、ご自身が出演する太極拳の発表会に声をかけて下さり、見に行く機会があったのですが、その太極拳の会ではかなり年齢の行った方でも皆さんきちんと動いておられることにとても感銘を受けました。

 

太極拳は動きがゆっくりなので素人目にはその時それほど大変そうに見えなかったのですが(知らないって怖い(^^;)、その同じ日の午後にNさんの施術に行って「私もやってみたいと思いながら見てしまいました」と言ったら、ホントに優しいNさんはホントに悲しそうに微笑みながら「まあでも、Mさんは水中太極拳ぐらいにしといた方が良いんじゃないですか?」とすごく控えめな感じでおっしゃいました。

 

「なぜですか?」と私。「太極拳はああ見えてもすごく筋肉を使います。Mさんの身体でそれをやったら、多分ケアが追いつきませんよ」と。

 

そうだよね、と私は、施術台の上で凝り固まった筋肉をNさんにほぐしてもらいながら思いました。

 

ただ普通に生活しているだけで、こんなに身体じゅうガチガチに固まって自分ではどうにもならなくなってしまうんだから、それ以上の負荷がかかったら生活して行けるわけがない。Nさんの施術日数だって、自分の趣味の運動のためにこれ以上増やすことなんか出来ない。それに水中太極拳なんて、メガロス にだってそんなメニューないよ。やっぱり変形性股関節症の私には、出来るスポーツはもうないんだよね。

 

変形性股関節症プロフィール(6)姿勢の教科書